WordPress プログラミング 2022年6月13日

wordpress 子テーマってなんで必要なの?

 

こんばんは!
iPhone SE 第3世代を買って、指紋認証とホームボタンってやっぱりいいなー!と毎日浸ってるかぼすです。

今回は、wordpressを子テーマですすめるのか、親テーマのままですすめるのかといった話です。

というのが、最近携わった案件のエンジニア同士でwordpressの構築の話し合いをしていた際に、
子テーマが必要か親テーマのままでもいいかで軽く主張し合いになることがありました(笑)
それがきっかけで、気になったので調べてまとめてみました。

私は、親テーマのままでいいじゃん派でした。
案件のサイトはブログ一覧と記事ページのみと規模が小さいうえに、CSSしか触らないような案件だったこともあり、子テーマですすめるメリットがあまりない、と思ったから。

 

というわけで、まずは子テーマについて調べてみました。

 

 

子テーマのメリット

  1. 子テーマで追加の処理や設定を管理すると、カスタマイズした内容が見やすい
  2. 親テーマの更新を行ったとしても子テーマの内容は保持される(ただし、親テーマの更新ファイルに子テーマに影響する記述があった場合は、子テーマのカスタマイズが効かなくなる場合がある)
  3. 2の点から運用側も更新するときに安心(更新時は計画性が必要なので、あまり詳しくない段階での更新や環境が整っていないときは自己で行うのは推奨しません)
  4. 親テーマのデザインをベースに共通パーツなどの改変ができる
  5. 親テーマをベースに子テーマを作るので、工数がかからない

2の点は、メリットでもあるのですが、ある意味弱点とも言えてしまいますね。

たとえば親テーマの更新の際にCSSでbodyに!importantの指定が入ったり、子テーマより強いCSSセレクタ指定が親テーマに指定された場合、子テーマのカスタマイズは効かなくなります。

 

子テーマのデメリット

  1. 親テーマも子テーマも読みにいくため、処理が増える
  2. 親テーマ更新の際に親テーマのアップデート内容をチェックして、必要あれば子テーマにも反映させたり、改変させる必要が出てくる
  3. 親テーマがベースになっている分、カスタマイズ不可能なパターンも発生する

1を考えると、ちょっとした更新(文字のあしらいや背景などを変える)なら、カスタマイズ機能のCSSを親テーマで設定したほうがよさそうですね。

また、大規模なサイトだったり、子テーマでのカスタマイズが多いようであれば、子テーマにするよりもブランクテーマベースに親テーマを作ったほうがよさそうですね。

親テーマから変わるぐらいのデザインになるのであれば、一から作れる方はオリジナルテーマにするでしょうし(工数はかかってしまいますが;)。

顧客によってはこだわりが強く、子テーマのカスタマイズでできないパターンもあるかと思います。

試したものの要望とは若干違うところで落ち着かざるを得ない場合もありますし(;´Д`)
ただ、そういった場合は、最初の要件固めの段階でテーマを見せていたほうがいいでしょう。

2については、運用担当によっては時間的にも厳しかったり、分からないからできないということがあるかと思います。実際に私がかかわった案件では、更新が必要と分かっていても、更新メンテナンスをしている方が皆無でした(小規模人数の企業が多かったからというのもありますが・・・)。

 

子テーマを使う場面

メリット、デメリットから、どういう場面に子テーマが適しているか考えてみました。

  • 親テーマをベースにパーツのあしらいや配置を変えたい
  • 使用するテーマが子テーマありきの設計になっている場合
  • 各パーツやページに追加したい項目がある
  • 納品先の運用者がWEB系が詳しい方で、運用しながらカスタマイズもしたい
  • カスタマイズする箇所を分かりやすく示し、管理しやすくしたい
  • 構築にかける時間がない

では、子テーマを使わなくてよさそうな場面は・・・

子テーマなしのほうが良い場面

  • 複雑でない単純なCSSの調整(文字のあしらいやボタンのあしらい、背景などを変える)
  • プラグインや親テーマのカスタマイズ機能で事足りそうなパターン
  • 親テーマから大きくレイアウトや構成が変わるパターン(子テーマどうのという話ではなくなりますが;)
  • 納品先の運用者がWEBの見識がなく、WEB作業や差分確認などを行えない もしくは 更新メンテナンスにかける時間が取れない
  • 構築にかける時間がある(ブランクベースにオリジナルテーマを作るなど)

 

といったところでしょうか。

ほかにももちろんあると思いますが、今思い浮かんだのはこれらでした。

私がWordPressよりもPHPを先に学んだため、Wordpressについてはオリジナルテーマで作成することが多く、

今回子テーマについて調べたり、試したりしてすごく勉強になりました(*´▽`*)

短時間でガシガシ設定していけるのも子テーマの魅力ですね!

そのときどきに合った方法で構築していくのが一番ですが、あとあとご要望が発生したりして対応しないといけない場面もあるので、

事前に検討するのはほんと―に難しいことだなーといつも思います。